最近、スキンケア商品でよく見かけるようになった「ナイアシンアミド」。
美白に効くとか、シワにいいとか、なんとなく良さそうだけど……正直、結局どんな成分なの?と思っていませんか?
この記事では、ナイアシンアミドの基本から、効果や使い方までを初心者向けにわかりやすくまとめました。
「今さら聞けない…」と思っていた方も、この記事でスッキリ解決していただけるはずです!
ナイアシンアミドってどんな成分?
ナイアシンアミドは、ビタミンB3(ニコチン酸アミド)とも呼ばれる、水に溶けやすい成分です。
もともとは栄養素として体内でも重要な働きをしていますが、最近ではスキンケア成分としても注目を集めています。
特に注目されているのは、厚生労働省が「美白有効成分」として認可している点。
シミやくすみの予防だけでなく、シワやハリ不足など年齢肌の悩みにも幅広くアプローチできる、いわば“マルチな美容成分”です。
※「医薬部外品ってなに?」と思った方へ:
医薬部外品とは、化粧品と医薬品の中間に位置するもので、効果・効能について国から一定の認可を受けている製品のことです。
詳しくは別記事『今さら聞けない?!化粧品と医薬部外品の違い』でご紹介予定です!
ナイアシンアミドの主な効果
シワの改善
ナイアシンアミドは、真皮でのコラーゲン生成を促す働きがあると言われています。
そのため、加齢によって気になってくる目元・口元のシワやハリ不足にも心強い味方です。
実際に、医薬部外品として「シワ改善効果」が認められている製品も多数あります。
美白・くすみ対策
メラニンの生成を抑えることで、シミ・そばかすの予防にも効果が期待されています。
厚生労働省からも「美白有効成分」として認可されており、**くすみや色ムラが気になる方にも◎**です。
毛穴・ニキビケア
皮脂のバランスを整える作用があるため、毛穴の開きやニキビの予防にも使われることがあります。
特にTゾーンのテカリや毛穴詰まりが気になる方には、朝晩のケアに取り入れるのもおすすめです。
どんな人におすすめ?
ナイアシンアミドは、肌質を問わず使いやすい成分ですが、**特に40代以降の女性の肌悩みに寄り添ってくれる“マルチな救世主”**です。
ハリがなくなってきた、たるみが気になる…
40代になると、コラーゲンの生成が急激に落ち、肌の内側からふっくら感が失われていきます。
ナイアシンアミドは、真皮層にアプローチしてコラーゲンの産生を促すことで、目元や口元のシワ、頬のたるみにも心強い味方になります。
シミ・くすみが気になってきた
「肌がパッとしない」「なんだか疲れて見える」…それ、くすみやシミのせいかも。
ナイアシンアミドは、メラニンの生成を抑えて透明感を引き出す美白効果もあり、“40代の肌が明るく見える”という実感を得やすい成分です。
肌の調子が崩れやすい、乾燥・敏感になってきた
年齢とともに肌のバリア機能も低下しがち。
ナイアシンアミドには、肌の保湿力を高めたり、炎症を抑える作用も期待できるため、エイジングケアしながら“揺らぎ肌”もサポートしてくれます。
✨さらに嬉しいのは、刺激が少ないため、敏感肌や乾燥肌の方でも使いやすいという点。
「ちょっと攻めたいけど不安…」という方の、最初の一歩にもぴったりです。
使い方と選び方のポイント
朝でも夜でもOK。でも続けやすい時間で!
ナイアシンアミドは、ビタミンCのように光に弱い成分ではないため、朝晩どちらでも使えます。
ただし、継続がいちばん大事なので、「忘れにくい時間帯」に取り入れるのがコツ。
化粧水の後、美容液として取り入れるのが一般的です。
※ちなみに、**ビタミンCはなぜ朝に使わない方がいいの?**と思った方は、
今後公開予定の『今さら聞けない?!ビタミンCは朝NGって本当?』で詳しく解説予定です!
濃度が高ければいい?実はそうでもない
製品によって「ナイアシンアミド 2%」「10%配合」などと書かれていますが、濃ければ濃いほど良いというわけではありません。
高濃度のものは、肌への刺激になる可能性もあるため、はじめは2〜5%前後から試すのがおすすめです。
相性の良い成分・避けたい組み合わせは?
ナイアシンアミドは比較的どんな成分とも相性が良いのが特徴ですが、
- 相性◎:ヒアルロン酸、セラミド、アラントイン(保湿・肌荒れケア)
- 注意が必要:ビタミンCの高濃度(pHの違いで刺激になることが)
1つの製品に多くを求めず、シンプルな組み合わせから始めると失敗しにくいですよ。
まとめ
ナイアシンアミドは、シワ・シミ・ハリ・毛穴・乾燥…と、年齢とともに増えてくる肌悩みにマルチにアプローチしてくれる、まさに「頼れる美容成分」です。
しかも、厚生労働省にも認可されている実力派でありながら、敏感肌や初心者でも使いやすいというやさしさも兼ね備えています。
40代を過ぎて、「肌の変化が気になる」「今さらだけど、スキンケアを見直したい」と思った方こそ、
まずはナイアシンアミドを“ひとつ取り入れる”ことから始めてみてはいかがでしょうか?
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